バルマムッサの屍人たち²
バルマムッサの屍人たち
空中庭園へ出撃する前に、 港町ゴリアテへ戻ってみることにしました。 やり残したことがあるからです。 それは 「バルマムッサの屍人たち」 の結末です。
前回のゴリアテ戦では、 残念なことにクレシダと物別れに終わってしまったので、 あの後、 実はセーブせずにバーニシア城へ向かったのでした。 えへ☆
カオスフレームの変化
少しだけ時間を巻き戻して、 王都制圧後のハイム城会議室。 兵による暴行・略奪行為への対応を問われたデニムは 「いずれは厳しく取り締まるつもりだが、 今は見て見ぬフリをするしかあるまい。 」 ─と黙認する方針を示しました。 兵たちに十分な報酬が支払われていない現実を鑑みた苦渋の決断です。
結果、 ハイムの街はヒャッハーどもであふれ返り、 バクラム人は多大な被害を受けたのであります。 「同じ島で暮らすヴァレリア人だ」 とか言った舌の根も乾かぬうちに、 大きな矛盾を作ってしまいました。
実はこの対応、 水面下で “カオスフレーム” に影響を与えます。 それは 「バルマムッサの大虐殺」 と同等の大きな変化であり、 被害を受けたバクラム人からの支持率は急降下。 一方でヒャッハー行為にお墨付きを得たウォルスタ人とガルガスタン人からの支持率は跳ね上がります。 隠しパラメータだから見えないけどね。
そんなこんなで社会情勢が大きく変わった今、 クレシダちゃんに再挑戦というわけです。
港町ゴリアテ
港町の夜空に響く声。 紀元前のマッドサイエンティストこと屍術士ニバスと、 その娘クレシダです。
屍術の研究のためにゾンビに住民を襲わせるという狂気に満ちた父の行為に、 クレシダは反発。 言うことを聞かない娘に対してその父が呼び出したのは、 死んだはずの母と姉、 そして義兄。 いずれもゾンビ。
そして操られるままの姉ゾンビに斬り倒されるクレシダ。 頭上には命のカウントダウン。 そこに神竜騎士団が到着。 クレシダ救出作戦の開始です。
ニバスが新たに呼び出したのはヴァイスのゾンビ。 その変わり果てた姿に大きく動揺するデニムですが─
まずは俊足カノプーの狙撃でニバスを退却に追い込みます。 その瞬間からクリア条件が敵殲滅に変更されます。
続いてクレシダを蘇生。 そして急行したナイト隊が群がってくる魔族どもから彼女をエスコート。
そして母カサンドラ─
姉モルドバ─
ヘクター・ディダーロのゾンビを倒します。 召される直前に一瞬だけ我に返るところが痛ましいのです。
ヴァイスはデニム自身が斬りました…。
「……ヴァイス……僕は…
どうすればよかったんだ……?」
こうして彼らの魂は開放されたのでした。 …そう信じたいところ。
マーシャルボウ+1
このステージでも舞台裏で大活躍のこの弓。 移動停止の追加効果によって、 迫るゾンビから味方を守る2人の射手の勇姿をご覧ください。
ここまでゲームを進めた範囲で言えば、 最強と断言できる素晴らしい武器です。
クレシダの告白
自身も屍術士だというクレシダは、 屍術では人の魂が救えないこと、 またそれだけでなく死者に更なる苦痛を与えるだけという痛ましい事実を明かします。
母と姉、 義兄の命を奪った憎き敵ではありますが、 同時に自分を救ってくれた命の恩人でもある解放軍。 愛する肉親をこのような目に遭わせたニバスを倒すまで、 クレシダは共に戦うことを決めたのでした。
クレシダ・オブデロード
屍術士・ネクロマンサー。 夜行性女子。 仲間になった今回は、 そうでなかった前回と何が変わったのでしょうか。 その答えは前述のとおり社会情勢です。 ガルガスタン人のカオスフレームが50以上というのが加入条件だそうです。
つまり彼女は世間の風潮に流されやすいのです。 現代社会に生まれていたのなら、 学校帰りに友だちとマクドに立ち寄ったり、 携帯でゲームしたり、 夜な夜な静かに泣きながら手首を切ったりする普通の17歳だったかもしれません。