バルマムッサの大虐殺
バルマムッサ強制収容所へ
バルマムッサの住民を武装蜂起させる任務に就くデニムたち。 バルマムッサはガルガスタンが設置した、 ウォルスタ人向けの自治区だ。 しかしその実態は同民族を1ヶ所に集めることで民族浄化を容易にするための、 “強制収容所” に他ならなかった。
帰還したデニムに与えられた任務は、 強制収容所に囚われた5千人のウォルスタ人を開放し、 武装蜂起させるというもの。
「彼らはただ戦いに疲れただけなのだ。 だからこそ、 きみたち若き英雄が行くことで、 彼らの眠れる勇気を呼び覚まして欲しいのだ。 」 …と巧みな表現。 さすがはロンウェー公爵、 策士です。
デニムらが退室した後に交わされる公爵とレオナールの意味深な会話に、 ラヴィニスはこの作戦に潜む不穏な何かに違和感を覚えた様子。
ラヴィニス
パーティからレオナールが抜け、 代わりにラヴィニスがゲスト参戦します。
お、 おう…。
オルゴール
バルマムッサにおける武装蜂起の任務を命じられたデニムは戦いに恐怖を感じ始めていた。
そんなとき、 アルモリカの城下町で久しぶりに聖騎士ランスロットと再会する…。
出発直前の夕暮れの中、 デニムはランスロットと話す機会をもてました。 会話に挟まれる短い沈黙の中に思慮と静寂が感じられます。 ランスロットは亡き妻の形見のオルゴールを取り出し、 自らも今なお感じる死への恐怖と 「命という名の責任」 について話します。
この穏やかな時間の演出に、 この先のストーリー展開の波乱を予感せずにはいられません。
タインマウスの丘
毒に冒された上に隕石まで落とされたエクストラバトルの思い出。
ボルデュー湖畔
騎士ラヴィニスと共にバルマムッサの町へ向かうデニムたちは、 前線を守るガルガスタン軍と交戦する。
ここまでほぼ単一職で進めてきた結果、 経験値の割り当てがナイトに集中して、 レベル差が広がってしまい敵が弱いのです…。 憂愁…。
ゾード湿原
バルマムッサへ続く湿原で、 ガルガスタンの魔獣使い・ガンプとその部下である魔獣たちに行く手を阻まれる。
ガンプは戦況が不利になると誰より愛するベルタとオブダをつれて退却してしまうので、 そうなる前に他を殲滅します。
さて、 いよいよバルマムッサです。
バルマムッサの町 前編
町に住むウォルスタ人たちと接触するため、 駐在するガルガスタン兵に夜襲をかける。
バルマムッサの町にやって来ました。 まだ半分もプレイしていないのにタクティクスオウガ最大の山場が早くも到来した次第です。
夜の炭鉱町に急襲をかけるデニム。 地の利を生かして敵の小隊を殲滅しました。 ほぼ一方的に。
はい、 ここからです…。
バルマムッサの大虐殺
バルマムッサの住民たちはすでに戦う気力もなく、 武装蜂起させることはできなかった。 それを受け、 騎士レオナールは住民の虐殺を実行しようとする。 公爵から密命を受けていたのである。
デニムも理想のために命令に従うが…。
若き英雄の登場により住民は一斉に武装蜂起する…はずでしたが、 到着してみると実際は… 「戦って何になるというんじゃ。 争いは憎しみしか生み出さん。 」 と、 爺さん婆さん全力の無気力宣言。 そればかりか 「あんたたちが何もしなければ、 平和な生活は続いたんだよ。 」 「英雄だかなんだかしらんが、 うぬぼれているだけではないのか。 」 …と、 若干イラッとさせる展開に。
遅れて到着したレオナールは、 武装蜂起を拒む収容所の住人を全員殺害するようデニムに命令します。 驚きを隠せないデニム。 豪雨の中、 雷鳴が轟きます。
虐殺をガルガスタンの暴挙として流布し、 復讐心を煽ることでウォルスタの結束をより強固にする…そしてさらにガルガスタン陣営の反対派の分裂を誘発させる、 それこそが公爵の本当の策であったと、 レオナールはここで明かします。 さすがはロンウェー公爵、 策士です。 あ、 いや、 感心してはいけない。
決断を迫るレオナールに対し、 デニムの選択は─
…わかっています。 理想のために、 この手を汚しましょう。
空気が凍りつきます。
確かにあの時、 多少イラっとはしましたよ。 だから気持ちはわからなくもありません。 …でも殺すのはちょっと…。
ヴァイスとラヴィニスは虐殺命令を断固拒否。
一方カチュアは困惑しつつもレオナールに賛同…というよりデニムと同じ側へ。
振り下ろされるレオナールの剣をかわしてヴァイスは茂みの奥へ逃亡。 顔グラフィックが覚悟を決めた男の表情に変わりました。
そこに運悪くガルガスタンの援軍が到着。 やむなくレオナールが作戦を遂行、 つまり虐殺を実行し、 その間の防衛をデニムが担当することに。
5千人もの民間人を虐殺するという非人道的行為に加担しちゃう主人公は、 RPG多しと言えど、 たぶんデニム、 あなただけ。
カオスフレーム増減 | ウォルスタ | ガルガスタン | バクラム | ゼノビア | ローディス | 称号 |
…わかっています。 | -20 | -10 | -10 | -10 | -10 | ゴリアテの虐殺王 |
馬鹿なことはやめるんだ! | +15 | -10 | -10 | +10 | +10 | 汚れた英雄 |
バルマムッサの町 後編
反乱軍の襲撃を受けて、 ガルガスタン軍の増援部隊が現れる。 さらに住民虐殺に異を唱えるラヴィニスもデニムに剣を向けた。
先の戦いとは構図が逆になり、 斜面下から上へ攻め登る展開になるので、 不利な戦いを強いられます。
しかしそれ以上にこのステージの難度を上げているのは、 復讐の鬼と化したラヴィニスの存在です。 味方を失った彼女は両軍に無差別攻撃をしかけます。
上から目線のアレ、 まさか聞こえてたのか…。
苦戦を制してガルガスタンの増援部隊を殲滅、 ラヴィニスもなんとか退却に追い込みますが、 豪雨の夜空に響くヴァイスの声は…
そして…